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【自己臭恐怖症】人間の妄想力は想像以上に優秀です【経験談を語る】

こんにちは、きーこです!
今回は「人間の妄想力は想像以上に優秀です」というテーマでお話していきます!

さっそくですが、自己臭恐怖症という病気をご存知ですか?
恐らく長くニオイに悩んでいる人ならよく知っている病気なのではと思います。

この自己臭恐怖症という病気の詳しい症状などは軽く説明するのですが、今の悩みはもしかしたら自分の勝手な妄想なのかもしれないよ、というのが今回のお話です!

「自己臭恐怖症」は自分が臭いと思い込んでしまう精神症

今回のお話のメインに入る前に、まずは自己臭恐怖症という病気はどんな症状なのか?
そこからお話していきたいと思います。

自臭症(じしゅうしょう)とは、周りから臭いと思われていると思い込む、自己臭症(じこしゅうしょう)または自己臭恐怖症(じこしゅうきょうふしょう)とも呼ばれる人の何気ない行動を自身の臭いから起こるモノと関連付け日常生活を困難にする神経症の一種である。精神医学における診断名ではない。
『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版には、診断基準ではないが対人恐怖症の特徴が記され、外見、臭い、表情、しぐさなどが他人を不快にするのではという恐怖であり、社会恐怖と似ているとしている[1]。

つまり、自分の妄想によって自分は臭い、周りから臭いと思われている、または実際に臭いと言われたというふうに考えてしまう病気です。

人間の妄想力は想像以上に優秀

妄想が架空の現実になってしまう


先ほど「自己臭恐怖症」の症状について説明しました。

本当は臭くないのに自分は臭いと強く思い込んでしまう病気です。

何度も言いますが、例えば「自分は臭いんだ」「周りから臭いと思われている」または、「実際に臭いと言われた」というふうに思い込んでしまうのがこの病気の症状。
ここで大事なのが、「臭いと周りに言われた」ということすら妄想かもしれないということなんですね。

どういうことかと言うと、本当は誰も「臭い」なんて言っていないけど本人には「臭い」「臭う」というようなショッキングな言葉が聞こえているということです。

意外にも人間の妄想力というのはかなり優秀で、自分の妄想でもあたかも現実かのようにリアルに聞こえるみたいです。

その妄想は本当にそれだけリアルなのか?
実際に自己臭恐怖症の方の体験談を2つほど紹介したいと思います。

ニオイに10年近く悩んで自己臭恐怖症だと診断された話【きーこの体験談】

ニオイに悩み始めた経緯


1つ目から私自身の経験談なのですが、簡単に私のニオイの悩みの現状をお話すると、今は体臭、口臭ともに10年近く悩んでいます。

悩み始めたのは小6のときで、クラスの男子に「口が臭い」と言われたのがきっかけでした。
そこから中3まで臭い臭いと言われ続け3,4年間に渡って続くいじめにまで発展しています。

臭いと言われ始めてからはお年玉でサプリメントや口臭に良い歯ブラシ、歯磨き粉、舌ブラシなど親に隠れて買っていました。
ニオイを改善する方法をそれはもう必死に探しましたが一向に改善されず…。

臭いと言われるようになってから急速にニオイが酷くなったように感じました

小6の時はほんとに顔の近くまで来ないとわからない程度だったのに、中学にあがってから、教室に入ってきた途端に私の嫌なニオイが分かるくらいだったようです。(私にはわかりませんでした)

恐らくイジメによるストレスでニオイが一気に悪化したのだと思っています。
(ストレスとニオイの関係性についてはこちらの記事を参考にどうぞ)

ニオイの大敵、ストレスとの向き合い方について考えてみる【適度な毒抜きは必要】

そしてその同時期からIBS(過敏性腸症候群)のような症状も出始めました。
ガスが頻繁にでるようになったり、下痢や便秘を繰り返す、腹鳴りも酷くなったのです。

そんな経験もあり、高校に行っても通学中のバスの中や教室、ほかのクラスの人にまで臭いと言われるように。

高校は途中で通信制の高校に転校しましたが、週一回通う学校でも「あいつは臭い」と噂する声が聞こえてくるのです。

ここまでくると、他人の少しの仕草も気になってしまいます。
うちわで扇ぐ仕草や鼻をかく動作、窓を開ける、咳をする、鼻をすする、などなど。
常に人の仕草にビクビクするような人間に…。

精神病院に受診、そして…。


専門学校に進学してもそんな状況が続き、入学後2ヶ月足らずで寮から出ず不登校ぎみに。
日に日に希死念慮が強くなっていき、毎日死ぬことしか考えられなくなるほど追い込まれ、頭からビニール袋を被り本気で死のうとしたこともありました。

そしてある日泣きながら実家の親にLINEで相談したのです。
「臭いで悩んでいる。もう死にたい」と。

そして親に勧められ、
精神病院に受診してみることに。

精神病院でニオイの悩みを相談した時、驚きの言葉が先生の口から飛び出してきたのです。

「自己臭恐怖症だと思います」

え?

「妄想の可能性があります」

え??

いやいや、そんなわけが無い、現に今も臭ってるでしょ?と思いましたが、先生は
「全然臭いがしない」
というのです。

「この病院にはきーこさんと同じ悩みをもって相談しに来る子が沢山います」
「口臭やワキガだったらすぐにわかるし臭っている人に臭っていないと言っても解決にはならないです。臭っている人にはちゃんと言っていますよ」

とてもじゃないけど信じられませんでした。
現に今まで、つい最近も臭いと言われて反応されていたのに。

「妄想だとしたらとても深刻な問題です」
と言われ抗うつ薬まで出されてしまいました。

事情がありあれから通院できていませんが、今もあの言葉を信じられていません。

臭い臭いと今まで言われ続けたことが、あなたの妄想です、といきなり言われても信じられるわけがないですよね…。

もし先生の言うことが本当だとしたら、通院し続けて改善されてきたとしたら、今までの経験が、「臭い」と反応されてきたことがすべて妄想だったということになります。

まだ信じられていませんが、もし通院することがあれば経過を追記したいと思います。

「レンタルなんもしない人」さんのとあるツイート


レンタルなんもしない人というのをご存知ですか?

その名の通り、なんもしない人をレンタル出来るというサービス(?)なのですが、サービスを利用する例は、例えばパーティの人数合わせや一緒にカフェについてきて欲しい、映画館についてきて欲しいなどなど。

そのレンタルなんもしない人に、
「私のニオイを嗅いで、どれぐらいくさいのか教えてほしい」という依頼があったのです。

それがこちらのツイート。

この依頼した方は職場で反応されて私は臭いと思い込んでいたようですが、実際は全く臭いはしなかったと。

周りの反応が自分の妄想だったか、気にし過ぎだったのかはわかりませんが完全に自分は臭いと思い込んで苦しんでいたようですね。

実際に他人にニオイをかいでもらって自分は臭くないんだと気づき、それを受け止められたことは大きな前進で、多分この人は自己臭恐怖症を治すことが出来るんじゃないかなと思います。

結論:悩み始めたら早めに病院に相談しに行こう


私の経験談も含め2つ紹介しましたが、
総じて言えることは、早めに病院に相談しに行きましょう。
または信頼出来る友人ないし家族に相談してみるとか。

病院に行けば臭いしているしていない関わらず治療を勧めてくれますからね。
本当にニオイがあれば治療できる病院を紹介してくれるでしょうし、私のように妄想(自己臭恐怖症)だと診断されれば通院しつつ治療をしてくれます。

どちらにせよ、やぶ医者でもない限り、行って損することは絶対ないと思います。
早めに行きましょう。

ということで今回の記事はここらへんで終わりにします~
この記事がニオイに悩む誰かの参考になれば幸いです!
ではまた!

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